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第27号(令和07年) 暴走族への対応に関する陳情

受理番号 第27号
(令和07年)
受理年月日 令和7年5月26日
付託委員会 文教警察委員会 委員会付託年月日 令和7年6月4日
議決結果 不採択 議決年月日 令和7年6月16日
紹介議員
第27号(令和07年)
  暴走族への対応に関する陳情

1 陳情の趣旨

(1)暴走族の撲滅に向けて,栃木県警察の取締り活動強化を求めます。
(2)暴走族の撲滅に向けて,啓蒙活動の推進を求めます。

2 陳情の理由

(1)陳情者は, 1 0年前に栃木市から鹿沼市に移住して参りました。従前より,鹿沼市内においては主にタ刻から深夜にかけて,爆音を発しながら暴走行為を行うオートバイが頻出しており,陳情者の自宅近辺でも騒音被害を受けております。明らかに違法改造が疑われる外観のもの,ナンバープレートが水平に折り曲げられているもの,赤信号でも交差点を進行していくものなど,そのようなオートバイがおよそ尋常ではない音量で市内を走行しております。これにより就寝を阻害され,またいつ爆音が近づいてくるかもしれない恐れから眠りにつくことすらもままならず,精神的にも困憊しております。同じく市内に住む両親や知人からも不安・不満の声が聞かれています。
(2)陳情者におきましては,令和3年9月に鹿沼警察署に対し傷害罪として告訴状の提出も行いましたが,傷害との因果関係の立証が困難であるとして残念ながら受理いただくことができませんでした。警察のかたのお話しでは,昔は組織だって行う暴走行為が主流でありましたところ現在は不良少年たちがゲリラ的に行っていることが多く,またその場で停止要請に応じることが少ないため直ちに捕縛することも困難であり,証拠映像等を分析し人物を特定した上で後日検挙せざるを得ないとのことです。また一度検挙されても再び暴走行為に手を染める者も少なからずいるようで,警察としても断続的に検問を実施いただくなど尽力されてはいらっしゃるものの顕著な成果として現れていないのが実情であり,一個人の訴えでは暴走族問題の解決は不可能であると感じました。
(3)このような迷惑行為により,幹線道路沿線の住宅を中心に同様の被害を被っている市民は多数に上るものと思われ,多くの住民が不安と憤りを感じていることと思慮いたします。そこで,栃木県といたしまして暴走族撲滅に向けての積極的な活動を行っていただきたく,陳情申し上げます次第です。
(4)暴走行為に加わる者には未成年者を中心としたいわゆる「予備軍」もありますところ,日常的に市中に暴走族が跋扈する現状をこのまま放置いたしますことは,「自分も将来同じことをしてよい」「誰にもとがめられることはない」という誤った認識を芽生えさせ,暴走族を撲滅することはますます困難となってしまうものと危惧いたしております。このような状況下におきまして,県として積極的な姿勢を示すことは青少年予備軍の発生に対する大きな抑止効果を生むものと考えます。また,このような取り組みは県の認知度・好感度の上昇にも大きく寄与するものと思われます。暴走族の撲滅に積極的であることを強く発信することにより,「安心して暮らせるまち」として栃木県のイメージアップや子育て世代の移住促進に向けて大きなアピールにもつながると考えています。
(5)なお,陳情者は令和3年1 2月に鹿沼市議会に対しましても本件と同趣旨の陳情を行い,これを採択いただいた経緯がございますが,その後3年半が経過しました今も未だに改善が見受けられません。
県民の平穏な生活を守っていただくため,秩序維持のため,是非とも栃木県全体として厳正なる対処をいただきたく,切にお願い申し上げます。
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