第31号 (令和08年) A市B地区における産業廃棄物管理型最終処分場建設計画の許可を行わないことを求める陳情書
受理日:令和8年5月28日
付託委員会:農林環境委員会
要 旨
1 陳情の趣旨
CがAしB地区で計画する産業廃棄物管理型最終処分場(事業区域厄 ○○ha,埋立面積約 ○○ha、埋立容量厄 ○○○㎥、搬入機関○○年間、取り扱い品目○○品目)の設置許可を、栃木県知事として行わないよう、栃木県議会として強く要請することを求めます。
2 陳情の理由
1.D川○○水系およびEの豊富な湧水地への深刻な汚染リスク
計画地は一級河川・D川の南側に極めて近接して位置します。D川はE○○において広範囲に○○し、F市G、H、I等地で多数の湧水として噴出する○○川です。
Eは栃木県内でも特に湧水地が豊富な地域であり、地下水は農業用水・生活用水の基盤であり、○○や○○などの希少生物の生息環境を支えています。
○○特有の高い透水性により、処分場からの浸出水漏出が地下水を汚染した場合、A市・F市を跨ぐ広域で回復困難な被害が生じる可能性が極めて高いです。
2.自然災害リスクの極めて高い立地条件
J地域は豪雨災害の歴史が深く、特に平成○○年のJ豪雨で日雨量○○mm、総雨量○○mmを記録し、死者・行方不明者○○名、多数の土砂災害・河川決壊が発生しました。D川流域も被害を受けやすい地形です。
気候変動により集中豪雨の頻度、規模が増大する中、○○年間にわたり県営施設の約○倍規模の大規模埋立を行う施設を、○○、○○に立地させることは、施設損壊や大量浸出水流出の重大リスクを伴います。
3.地域農業とEの環境・経済への甚大な影響
Eの豊かな地下水は、稲作・野菜栽培・酪農など地域農業の生命線です。処分場による地下水汚染懸念、悪臭、景観悪化は、農産物のブランド価値低下、観光農業への打撃、住民の安心感喪失を招き、地域経済全体に悪影響を及ぼします。
また、○○事業者による県内外廃棄物の大規模受け入れは、地元負担が課題であり、持続可能な地域づくりという観点からも問題が大きいと言えます。
4.環境影響評価手続における住民不安と慎重審議の必要性
現在、環境影響評価手続が進行中であり、知事から周辺環境への十分な配慮と住民不安解消を求める意見が出されています。しかし、計画の規模と立地の脆弱性を考慮すれば、認可は極めて慎重であるべきです。
地元住民をはじめ広域住民の強い懸念の声が存在する中で、県議会として県土の環境保全の観点から判断することが求められます。
結び
Eは、清流と豊かな自然、農業が息づく栃木県の重要な地域資源です。この貴重な環境を将来世代に引き継ぐため、B地区の産業廃棄物最終処分場建設計画の許可を行わないよう、強く陳情いたします。
栃木県議会におかれましては、本陳情を採択の上、県知事に対し、許可を行わないよう強く要請をしていただきますようお願い申し上げます。